ブックカバー・チャレンジ 7days
#stayhome の只中にあって読書を習慣づける佳きアクション
ブックカバー・チャレンジ 7days
#ブックカバーチャレンジ
#BookCoverChallenge
敬愛なる心の友、
占部 尊士センセイより
「次代の夢をかなえるための情熱と行動力の塊、鬼塚裕司さんへ届けて ☆ミ」
と有り難いご指名をいただきました。
せっかくの機会なので自らの半生を愛読書と共に振り返ってココに記します。
え?主旨と違う?
【ブックカバー・チャレンジ】
「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、 好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というもの
主なルールとしては・・・
好きな本を1冊選んで、表紙画像をFacebookへアップ(内容についての説明はナシ)
その際、FB友達を1人招待し、このチャレンジへの参加をお願いする
これを7日間続けることのようです。
はい。前例はぶっ壊します。笑
このブログ書き終えた時点でFacebookにアップはしますが、誰も招待しませんのであしからず。
題して…
「鬼塚の人生を変えたかもしれない本のうち思い出すことができた7冊」(注)現物は別宅に置いているためブックカバーはネットから拝借
1冊め
北 杜夫『さびしい王様』シリーズ
鬼塚の感性の半分は北杜夫で構成されていると言っても過言ではない。
きっかけは忘れましたが出逢いは小学校高学年の時。どーん!と電撃が走りました。その感覚は今でも想起されます。
"躁鬱病"という存在をはじめて知りその病に憧れを抱いた(汗)のも、北杜夫の影響。
『夜と霧の隅で』などの純文学系、『怪盗ジバコ』などのユーモア小説系、そして『どくとるマンボウ』シリーズに代表されるエッセイ系。
鬼塚の少年時代かけてほぼすべての著作を読了。・・・どくとるマンボウシリーズといえば、中央公論社版のシニカルなイラストも好きだったなぁ。(遠い目)
何しろ著作が多すぎる上に作風が多様すぎる中からチョイスしたのが、この『さびしい王様』シリーズ。
これは泣いた。嗚咽をもらすほど全鬼塚が泣いた。
2冊め
『ファーブル昆虫記』/『シートン動物記』
前出の北杜夫氏も幼少期に読み漁ったという(実際昆虫学者を目指していたとのこと)、このシリーズ。
鬼塚も小学校入学後、学校の図書館で読み漁り、コンプリート。
それでも飽き足らず、家でも読みたいとオネダリして全セットコンプリートしたその時・・・コレクター(浪費家ともいう)・鬼塚が誕生した瞬間であった。
しかしさっきからすでに、「冊」じゃなくなってるな(汗)・・・・・。
3冊め
江戸川乱歩『少年探偵団』シリーズ
小学校の図書館で読み漁ったもう一つのシリーズが、コレです。
もうね、「血湧き肉躍る」とはこのことですよ。小林少年(と明智小五郎)にシビレまくって、将来は探偵になりたいと本気でおもってましたからね。
しかし、幼少期によく訊かれる「将来、何になりたい?」の問いに正々堂々と回答した人生最初の職業が「たんてい!」ってちょっとヤバいこども(汗)・・・・・。
そして、ダークサイド・怪人二十一面相。背筋がゾワゾワする底知れない恐怖感と共に、憧れに似た感情もちょっと抱いてなかった?
そしてその後、鬼塚少年の興味は、多分に漏れずエドガー・アラン・ポーに展開するという…。
4冊め
鬼塚はしっかりマンガも読んでいます。
当時の少年たちは皆、松本零士ワールドの虜になりました。彼の生み出す作品は、アニメ、映画などメディアミックスにより一大ブームを巻き起こしましたが、あ、モチロンそこにもしっかり乗っかりましたがね。笑
原点にして至高はやはり、コミックスですよ。
鬼塚にとって、「旅情」「旅愁」といった、「旅」を人生に擬える価値を得たという意味でも、影響力ハンパないです。惑星アンドロメダには、ま、行かんでイイけど。笑
ちょ、残りあと3冊?「半生」と言いつつ、この時点でまだ小学校すら卒業できていません(汗)・・・・・。
5冊め
ここから、マンガ、続けます。
ただし、大友克洋の世界は"マンガ"という粋を超えて「大友克洋」というジャンルです。
代表作の『AKIRA』。ヤンマガでのリアル連載世代です。作中の「健康優良不良少年」を鬼塚も名乗っていました。笑
ジツはAKIRA以外の作品も、見逃せませんよ。
6冊め
モチロン吉川英治版もグレイトですが、横山光輝版が及ぼす影響と煌きはまさに至高です。
どうですか?武将の名前を聞いて、例えば関羽だったら…横山光輝の描く関羽の顔が思い浮かぶでしょ?
ちなみに、長崎の鬼塚宅には関羽像が。遠路遥々、マレーシアから抱えて持ち帰りました。
7冊め
中華歴史モノ繋がり、というワケじゃないけど、数多くの司馬作品中最も「思い出すことができた」のが、コレ。
極上のエンターテインメントとニンゲンの本質描写の面白さ、かなと。
歴史書から得られる示唆は、すべて普遍です。ああ、再度司馬歴史作品を読み漁りたいなと思ったけど…数多すぎ。笑
8冊め
案の定、7冊ルールを逸脱してしまったので(最初っからルール無視してるけど)、駆け足で!
Inazo Nitobe『BUSHIDO:The Soul of Japan』
1984年、新渡戸が五千円紙幣に採用された時、「ダレ?このおっさん?」とまわりに訊いたけど誰も知らんかった。笑
ちなみに、『武士道』と最初に著したのはアノ山岡鉄舟で、1860年のこと。
「神道にあらず儒道にあらず仏道にあらず、神儒仏三道融和の道念にして、中古以降専ら武門に於て其著しきを見る。鉄太郎(鉄舟)これを名付けて武士道と云ふ」
新渡戸版『武士道』は、1900年にアメリカで刊行。原著は流暢な英文で記されていてその後日本語に翻訳されて逆輸入だなんて、改めてスゴいニッポン人だ!
新渡戸は近代における個人主義を懸念して、封建時代の武士は社会全体への義務を負う存在として己を認識していたと指摘・・・ってまさにコレって!?(9冊めに続く)
9冊め
Ferdinand Tönnies『Gemeinschaft und Gesellschaft』
社会と個人の構造的関係を記した『武士道』からの…かのピーター・ドラッカー教授がティーンエイジャーの頃出逢った不朽の名著『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト』(1887)。
鬼塚が社会福祉に携わる者だとはあんまり社会的に認識されていない?のですが、社会福祉、特にコミュニティに関する教科書的存在がコレです。
テンニエスは社会の発展過程を、「古きゲマインシャフトから新しきゲゼルシャフトヘ」という捉え方を示しましたが、まさに今は、「さらに新しきゲマインシャフトへ」の移行を遂げていると言えるのかもしれない。
以上、この機会をくれた占部センセイと最後までお付き合いくださった方々に、深謝申し上げます。
ん?
「おいおいおいおい"アレ"はどうした?」と聞こえてきそうですが…
はい、アレでしょ?
うーん、アレはですね、もうこんなとこでわざわざ取り上げることもないかなと。ある意味、血肉化してるので。
・
・
・
と見せかけて!
「鬼塚の人生を変えたピーター・ドラッカー50冊」いってみよー!
え、もうイイ?
やっぱりかー(汗)!
ちょっと気になる人は ↓コチラ↓ご覧ください〜☆