あ!#自らが変わる。#世の中を変える。ってタイトル…改変するかな(汗)・・・・・。

ドラッカー教授は、1969年のベストセラー『断絶の時代 The age of discontinuity』において、
「政府はあらゆる国において最大の雇用主になった。そしてあらゆるところへ進出した。しかし、それは本当に強力になったのか。単に巨大になっただけか。政府は巨大になっただけであり、費用はかかっても、成果はさしてあげていないことを示す証拠は山ほどある。政府に対する信頼は薄れ、幻滅が深まっている。まったくのところ、政府は病にある。それも、強力で健全かつ生気にあふれた政府が必要とされているこのときに、病んでいる。(中略)

すでに若い人たちの間では政府に対する敬意は失われた。納税者たる大人たちも幻滅を深めた。大人たちはいまでもより多くのサービスを求める。しかし、その彼らが、政府の約束したものを求めはするものの、政府をより大きくするための費用の負担にはしり込みを始めた。政府への幻滅こそ、今日の最も深刻な断絶であると記した。

出版から50年以上経った今日もなお"断絶"は続いている。

個人的には、今、政府に対し鬼塚史上最高にスーパー幻滅している。かと言って、政府批判を無責任に展開するつもりは毛頭ない。我々国民が選んだ政府だし。

平時より政府の動きに敏感になるのも、コロナショックにより齎された機会なのだ。今後の選挙の投票率は上がるかもな、と思う。行動変容に期待したい。

 

我々の住む地球村、国家、コミュニティ、生活とは如何に薄氷の上にあったのか。ほんの数カ月前の日常が如何に儚いものであったのか。これもコロナショックにより齎された事実だ。

この機会に、今ココの大切さ、ドラッカー曰く、「最も貴重な資源」である"時間"の使い途を皆が真剣に考えていることだろう。

これらを換言すると、コロナショックが我々にサジェッションを与えてくれたということだ。

 

さらに地球村の行動変容は、良い結果も齎している。

報道によれば、世界中の大気汚染レベルが急激に改善しているとのこと。ま、そりゃそうだ。人も工場も交通機関も動いていないのだから。

鬼塚が居住する壱岐島PM2.5の影響を受けやすいエリアだが、なんだか最近空気が澄んでいるような気がする。←データ確認していないので無責任なことは言えないけどね

ちなみに、渦中のWHOによると、大気汚染に起因する死者は年間700万人にも達するという。

 

とは言え、コロナショックによる犠牲者はその比ではない。

オーストラリア国立大学の研究チームによると、世界全体では最低でも第一次世界大戦ほどの犠牲者(当時の世界人口の8%、1,600万人)が出て、最悪のケースだと第二次世界大戦に匹敵するほどの死者(当時の世界人口の4%、8,000万人)が出るだろうと予想されている。

 

未曾有のコロナ災害。文明崩壊の序曲なのか、それとも地球村ネクスト・ステージへ進む機会なのか。

敬愛なる心の友、いーちゃんこと井坂康志さん曰く、「こう言っては不謹慎かもしれないけど、我々は新型コロナ災害が終息するまでのおそらく2年間、次への備えのための考える時間を与えられたのだと。」

ドラッカー教授が評価した日本の奇跡とは、明治維新と戦後の復興だった。我々が今頼るべきは、国家・政府ではない。まずは自分自身とチームだ。我々は、この時を松下村塾の志士の如く考え抜いて行動しなければならないのだ。

 

日常も教育も経済も世界も、今のままではどうもこうもならん。臨界点は近い。

ならば、今のように「人類の敵」と排除するだけではなく、どこかで折り合いをつけて(今ココの事実検証を基に)、このウイルスと如何に"共生"するか?考え抜いて実行せなあかん。

 

世の中は間違いなく変わった。

終息後も元の世界には戻らない。

となれば、鬼塚の志に依るタイトル『#自らが変わる。#世の中を変える。』よりも、『#世界は変わった。#自らは如何に変わるか。』の方が相応しい。

タイトル、やっぱ変えようかな(汗)・・・・・。

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壱岐市郷ノ浦町坪触から三島を望む。#perfectsunset